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うる星やつら オンリー・ユー

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概要

アニメーション監督、
押井監督の実質上の劇場初監督作品。
他の女に走る諸星あたるをラムが追いかけるという
原作初期の『うる星やつら』を彷彿させ、
原作者の高橋留美子から絶賛された。
だが押井監督はこの作品を「完全な失敗作・大きいテレビ」と後に語っている。

 

 

公開対談で押井監督は「本来この作品は別の監督が就任して作業をしていたが、
途中で降板したため、結局自分がやる羽目になった」という事を述べている。
押井監督が参加した時点の制作状況は、
原作者から示されたキャラクター「エル」のイラストと、
メカデザインが数点と完成していた脚本のみで、
それ以外は全く進行しておらず、
期限は残り5ヶ月という最悪の状態でのスタートであった

 

その経験が押井監督の実写作品『トーキング・ヘッド』にも
反映されているとのこと。

 

更に押井監督は脚本に不満を抱き、
内容を改変したものをそのまま絵コンテに切っていった(そのため、
完成脚本は存在しない)。
プロデューサーや脚本家の金春智子からクレームが付いたが、
既に期限が迫っており、
結局押井監督の修正したストーリーがそのまま採用された。

 

 

このように、
迫るスケジュールの中で苦労して内容を破綻しないようにまとめ上げ、
「うる星」の原作・TVにそれまで登場した主要なキャラクターが一堂に会し、
ドタバタなラブコメディの展開をベースにしつつ、
時空を股に掛けた壮大なスケールでラムを助ける形で活躍するなど、
TVアニメの劇場版の王道ともいえるふんだんにファンサービスを加えた作風は
原作者やファン、スポンサーからは歓迎された。

 

だが、映画監督の金子修介曰く、
伊丹十三(当時はまだ俳優)から「甘いケーキ菓子のような映画」と評され、
初めて対談した宮崎駿からも批判された。

 

ただし、テレビシリーズについては、
宮崎は絶賛している。
もちろん押井監督本人もダメな映画の例だと認識している。

 

また、併映作品であった相米慎二監督の『ションベン・ライダー』が本作品と比べて
あまりにも監督の自由が反映された作風であった事に、
押井監督は衝撃を受けたという
(ロマンアルバム「攻殻機動隊PERSONA押井監督の世界」より)。

 

これらの経験が、次回作の『うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー』以降、
押井監督の作家性を大きく打ち出すことに繋がってゆく。

 

 

ダスティン・ホフマン主演の映画『卒業』をイメージしたシーンは有名。

 

また、ラムがあたるを「ダーリン」と呼ぶのと対照的に、
エルはあたるを「ハニー」と呼んでいる。
キャラクターデザインにおいても、
ラムのスタイルをそれまでのテレビシリーズより更に良くしてある。

 

 

公開時、併映作品との関係から上映時間を短くすることとなり、
一部シーンがカットされている。
後にファンの声に応えて完全版として再上映、
LD・DVD販売などがされている。
だが、このノーカット版を『プロデューサーズ・カット』と揶揄する
押井監督は「やっぱり長過ぎた」と後に語っている。

 

 

また、テレビシリーズでも音楽を担当した安西史孝がこの作品でも参加。
当時、
1千万円と高価だったシンセサイザー『フェアライトCMI』を用いてBGMを演奏、
独特な音色でこの作品世界を表現している。
また、
当時は珍しかったオーケストラル・ヒットを使用している事も特色である
(エル星の牛丼屋のシーンなど)。

 

他にも、原作者・高橋留美子の叫び声をサンプリング・加工し、
BGMとして使用した(面堂家、エルの庭園、エル星での暴動のシーンのBGM)。

 

 

あらすじ

影踏み遊びをするシルエットの少年と少女。
影踏みに勝ったと主張する少年は、
少女から11年後に結婚しようと告げられる。
そして少女は宇宙へと去っていった。

 

 

ある日、
あたるのクラスメイトやラムの友人達に、
あたるとエルという女との結婚式の招待状が次々と届けられた。
あたるには「エル」という宇宙人の婚約者が既に存在していたのだ。
あたるはラム親衛隊のメガネ達から拷問され、
三宅しのぶからは凄まれ、
面堂終太郎は私設軍隊を引き連れ、
ついにはラムが電撃を出してまで問い詰められるが、
あたるはそんな記憶は全くないと言う。
しかしエルからの使いが来ると、
いつもの浮気癖を出したあたるはあっさり約束を受けた。

 

 

ラムは事情を聞いて地球に来た弁天と相談し、
あたるとあたるの両親をはじめ、
面堂・しのぶ・サクラ・錯乱坊・ラム親衛隊らの友引町のメンバーを
バス型UFOに巻き込んで宇宙の果てへ飛び立つ。

 

宇宙空間でラムの両親や、
弁天、
海王星のおユキ、
ラン、
レイ、
クラマ姫などと合流し、
エルよりも先にあたると結婚式を挙げようとしたのであるが、
その前にあたるを奪いに来たエル星の軍隊が待ち構えていた。
激怒したラムの父はエル軍との宇宙戦争を宣言。

 

交戦開始寸前の状況まで発展するが、
その隙にエル星のスパイであるロゼの手により、
あたると出席者の面堂やメガネ達までが連れ去られてしまう。
ラムはあたるを取り戻すため戦闘機に乗り追跡するが、
修理中であったこの機体は失速して自爆してしまう。
「ラム!」爆発を見たあたるはラムの身を案じて叫ぶが、
ラムが救出カプセルで脱出し一命を取り留めたのを見て胸をなでおろした。

 

しかしラムは、ついにあたると引き離されてしまう。

 

 

エルは、エル星の女王であった。
結婚をすれば当然「王」となれるあたるは、
ハーレムが作れると有頂天になる。
ところがエルに気に入られた面堂が、
エルの宇宙中の美少年コレクションの10万人目として、
コールドスリープされかける。
エルのそんな恐ろしい秘密を知ってしまったあたるは、
「浮気者」とエルを罵り、
婚約破棄を申し出た。

 

ところがエルは、
あたるだけは自分と対等に接してくれる特別な人だと言い、
嫌がるあたるを結婚式の日までテンと共に無理矢理幽閉してしまう。
そんな孤独感の中、あたるは牛丼を貪り食いながら、
ラムの愛情を感じ始めていた。

 

 

一方、母星に帰還したラムもあたるへの想いを断ち切れず、
あたるを奪還するため、
挙式当日に変装して招待客に紛れてエル星に潜り込む。

 

ラムの決意に気づいた弁天、おユキ、ラン、レイ、クラマ達も
後を追ってエル星に潜入し、
繁華街や各地で大暴れ。

 

コールドスリープされていた美男達も解放するなど
暴動を起こしてエル軍の警戒を引きつけている間に、
ラムはあたるのいる式場へと向かい、
あわやのところで挙式に乱入する。

 

ラムの呼びかけに応え、
無事救出されたあたるは、
逃げ出してきた面堂や弁天たち一同と一緒にバスUFOで脱出へ。

 

しかし、あたるにしがみついていたエルも一緒に引き連れて来てしまい、
バスUFOの運転手のミスで過去へとタイムワープしてしまう。
一同が飛んだのは奇しくも11年前。

 

そこへ待ち受けていた光景は、
夕暮れの公園で無邪気に遊ぶあの幼き日のあたるとエルの姿であった。
そこであたる達は、
エルとあたるの影踏みの契りに伴う「真実」を知ることになる…。

 

 

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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー

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概要

『うる星やつら』の劇場映画第2作で、
第1作『うる星やつらオンリー・ユー』の監督とテレビシリーズの
チーフ・ディレクターを務めていた押井守が制作を指揮した。
押井守の原点であり出世作となった作品である。

 

興行収入は前作を下回ったが、
アニメ雑誌では公開後、高く評価された。
本作は当時の「キネマ旬報」において、
読者選出ベスト・テンで第7位(邦画)と評価された。

 

あらすじ

周辺が荒廃している友引高校。

 

ラム達は、ウォーターバイクで水遊びに興じ、
面堂終太郎はレオパルド1戦車で荒廃した友引町を探索をしている。
そして諸星あたるは、池となって沈み、
荒廃した友引高校の周辺で呆けていた。
友引高校に何が起きたのか?

 

 

第一幕繰り返される学園祭の前日
学園祭(文化祭)を明日に控えた友引高校。
生徒達が連日泊まり込みで準備を行なっており、
校内は行き交う生徒でごった返していた。

 

あたるやラムたちを中心とした2年4組も相変わらずの大騒ぎ状態。

 

そんな中、あたるの担任教師の温泉マークは生徒指導に疲れ
ノイローゼを罹い、保健医のサクラの助言を受けて学校から離れ、
自宅のアパートへ帰った。

 

その後、サクラが手違いに気づき、
温泉マークの自宅を訪ねると、
彼の部屋はカビやキノコが繁殖し、
酷い有り様になっていた。

 

温泉マークは時間の感覚がおかしくなっている事を指摘し、
さらに、彼は何だか「学園祭の前日」が毎日繰り返されているという
異様な感覚にとらわれていることを告げ、
まるで自分が浦島太郎の様だと言う。

 

サクラは温泉マークの話をにわかに信じられなかったが、
高校に戻った際に目にしたある光景に既視感を覚え、
温泉マークの直感に次第に共感し、
彼と共に解決の糸口を探し求めようと考える。

 

二人はまず、現状に何らかの変化を与える為に友引高校を一旦閉鎖し、
準備にあたっていた生徒たちを強制的に自宅へと追い返す行動に出る。

 

 

第二幕荒廃する友引町
学校を追い出されたあたる、
ラム、
面堂、
しのぶ、
メガネらは雨の中各々帰宅しようとするが、
しのぶを送った面堂の自家用車や、
交通機関の不思議なループ現象で家に帰る事が出来ず、
徒歩で帰宅したあたるとラム以外の全員が友引高校の前へと戻ってしまった。

 

その頃、サクラは怪異な現象について相談するため、
おじの錯乱坊を頼って空地に向かうが、
錯乱坊は忽然と姿を消しており、
学校に残って連絡を待つはずの温泉マークも電話に出ないまま消息を絶つ。

 

不安を感じて友引高校に戻る為にタクシーを拾ったサクラは、
いきなり運転手から浦島太郎をモチーフにした奇妙な話を聞かされる。
妖気を感じたサクラは祓い棒を振るって危機を逃れる。

 

結局帰宅できず、仕方なく諸星家に一晩泊まることになった一同であったが、
翌朝、再び登校してまたしても繰り返される学園祭前日のドタバタに
違和感を覚えたサクラと面堂は、
その夜、「原因は友引高校にあり」とし、
あたる達を連れて校舎の捜索を始めた。

 

だが一行は、不条理な作りと化した校舎に翻弄され、
すったもんだの挙げ句、
ほうほうの体で逃げ出す事になる。

 

面堂は町内に隠していたハリアー戦闘機を使って友引町からの脱出を試みるが、
そこで一同は、直径数キロの円卓状に切り取られた友引町が
巨大な亀の石像の背中に載せられて宇宙空間を進んでいるという
驚くべき光景を目のあたりにする。

 

さらに彼らが、友引町の下の空間に回り込むと、
そこでは前夜姿を消した錯乱坊と温泉マークが巨大な石像と化して、
亀の背中の上に立って下から友引町を支えていたのである。

 

驚くとともに、結局逃げられないことを悟った一同は、
やむを得ず町に帰還し、あたるの自宅の庭に強行着陸する。

 

 

次の日から友引町は開き直った様に荒廃し始め、
世界の終末を迎えたように廃墟と化す。

 

 

友引高校は一部校舎を残して半ば水没し、
あたる・ラムやあたるの父母・テン・面堂・しのぶ・サクラ・ラム親衛隊の
4名・藤波親子らを除く町の住人たちも全て姿を消した。

 

しかし、なぜか諸星家のみには光熱・水道とメディアは供給され続け、
いくら採っても商品がいつの間にか補給されて絶対に尽きないコンビニエンスストアも
残された。

 

今や友引町は、彼らの都合の良い様に衣食住が保障された、
幻想的なパラダイスであった。

 

その生活に順応したラムやあたる達は、
毎日楽しく遊んで暮らす様になる。

 

 

第三幕夢邪鬼との対決
一方、面堂とサクラは「亀」の正体を突き止めようと探索を続け、策を講じた。

 

そして正体を暴かれたのが、
サクラと面堂の呼び出しにあたるに化けて現れた、
人の心に住み悪夢を見せると言われる妖怪夢邪鬼であった。
この奇妙な理想郷は夢邪鬼が創り出したラムの夢だったのだ。

 

人類の長い歴史の中で多くの人に夢を見せてきたという彼は、
夢作りに疲れてしまい、引退しようと考えていたが、
そんな時、水族館に一人で佇むラムと出会う。

 

そして、そこで彼女の一点の穢れもない夢を聞く。
その完成を最後の大仕事として実現させようと決めた。
それが夢邪鬼の告白だった。

 

 

夢邪鬼の正体を見破った面堂とサクラは事態を解決出来ると思ったが、
次の瞬間に夢邪鬼によって封じ込められ、
ラムの夢から退場させられてしまう。

 

安堵する夢邪鬼だが、話を聞いていた本物のあたるが
夢邪鬼との駆け引きに出て、
自分の夢であるハーレムを作らせる。

 

しかし、そこにラムがいない事に不満をぶつけたあたるに、
ラムからいつも逃げ回っている姿しか知らない夢邪鬼は、
あたるがラムにも惚れている、という事を気付かされる。

 

そして、あたるの身勝手さに激怒した夢邪鬼は、
悪夢を食う伝説の動物獏を呼ぶ為のラッパをうっかり投げ出してしまう。

 

それを手にし、その役目を理解したあたるは、
ラッパを吹き鳴らした。

 

するとテンが変なオッサン(=夢邪鬼)からもらったという風変わりなブタ、
すなわち獏の封印が解け、
空に飛び立ち、巨大化する。

 

そして獏は巨大な口で夢を吸い込み、
呑み込み始めた。

 

ラムの夢の世界の崩壊が始まったのである。

 

 

終幕夢からの帰還、
あるいは夢の繰り返し
愛しいラムの為に一生懸命作った夢を壊されてしまった夢邪鬼は、
あたるを追い詰める様に次々と悪夢を見せる。

 

最後には、「夢だから何度でもやり直しが利く」
「自分の作り出す現実と何の違いもない楽しい夢の世界で思い通りに暮らす方が良い」
とあたるを誘惑する。

 

だが、あたるは現実の世界へ戻る事を望み、
白い服の少女に教えられたままに、
現実への大ジャンプを敢行するのだった。

 

 

あたるは、学園祭の準備で泊まり込んでいた友引高校で目を覚ます。
隣りに寝ていたラムも目覚め、
終太郎やメガネ達と、ずっと一緒に楽しく過ごす夢を見ていたと語る。

 

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブ

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概要

同作のテレビシリーズのチーフディレクターを押井守からバトンタッチした、
やまざきかずおによる『うる星やつら』の劇場アニメ初監督作品。
この作品は『うる星やつらオンリー・ユー』が「あたるを追うラム」だったことから
逆に「ラムを追うあたる」をコンセプトに作られた。

 

 

作中に登場するタヌキのキャラクター「O島」(原作やテレビシリーズにも登場)は
高橋留美子の担当編集から名前を取っている。

 

また、主題歌はオープニング、
エンディングテーマ共に英詞、
オープニングテーマはハードロック調の曲で
(ゴダイゴのタケカワユキヒデ、ミッキー吉野が作曲で参加)、
当時としては先駆的な試みであった。

 

 

あらすじ

 

学校の図書室で、
ラムはしのぶから「結ばれる男女は赤い糸で結ばれている」という
言い伝えを小耳にする。

 

「うちもダーリンと結ばれてるっちゃ」とはしゃぐラム。

 

学校の帰り道、新設の遊園地「友引メルヘンランド」が出来た事を知ったラムは
早速あたるとデートへ向かう。

 

遊園地には、妖怪や宇宙人とおぼしき者でごった返していた。

 

メガネらラム親衛隊、藤波竜之介のそっくりさんまで現れた。

 

一方、サクラや錯乱坊は、
遊園地に漂う妖気に気が付いていた。

 

 

その遊園地のイベントで、
あたるは手品師によってピンクのカバにされ、
手品師と助手の女は姿を消してしまい、
元の姿に戻れなくなる。

 

サクラは、あたるに呪いがかけられているといった。

 

その夜、犯人の手品師を発見したラムは、
手品師を遊園地の鏡迷路へと追い詰めるが、
亜空間に幽閉されてしまった。

 

そこで手品師の正体である謎の少年「ルウ」と出会う。

 

ルウは、あるゴミ捨て場で拾った不思議な光を放つガラス玉を拾い、
超能力を得て時空を超え、
幼年時代のラムに出会い惹かれていた。

 

そしてラムに一緒に暮らすことを強要して来る。

 

 

一方現実の世界では、
コタツネコが、ラムが遊園地へ男を追いかけて行ったのを見たという情報が入る。

 

しかし遊園地を探るが手掛かりはなし、
さらに遊園地にいた妖怪や宇宙人達はいなくなり、
サクラいわく、妖気はあたるだけになっていた。

 

そして、弁天やラン達がラムの失踪とあたるがカバにされた理由を突き止める。

 

それは過去に手違いのせいでラムの誕生会に出席出来なかった
「樫の木森のオババ」が、『銀河系よろず呪い事引き受け組合』を利用し、
逆恨みでラムに呪いをかけていたのだった。

 

そしてその呪いは、事情を知ったオババがすぐキャンセルしたのだという。

 

弁天達はその組合へ乗り込み、職員に事情を問いただした。

 

呪いは手違いでキャンセルされず長年放置され、
見事なまでに昇華していたのだった。

 

 

その後、ラムのいない友引町に、微妙な変化が起こり始めていた。

 

ラムのいない地球に用はないと、ランや弁天達は各々の故郷へ帰ってしまい、

 

しのぶは怪力が出せなくなり、メガネは旅に出て、ラムの思い出を消し去ろうとした。

 

やがて元の姿に戻ったあたるは、
ラムがいない事につけ込み喜んでガールハントを続ける。

 

そんなどこか虚無な生活の中、
ある日あたるはコーラの缶で手を切ってしまう。

 

その手にはまるで「赤い糸」の様に引く血があった。
あたるは忘れていたラムとの愛を思い出し、突然現れたラーラという女と共に、
消えたラムを探すために奮起。

 

ラムが幽閉された亜空間へと突入する。

 

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うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー

 

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概要

テレビシリーズ放映中最後に作られた『うる星やつら』の映画作品である。

 

 

レベルの高い作画や美術設定とは裏腹に、
本来のラブコメディーから完全にかけ離れ、全体的に重く暗い雰囲気となった作品。

 

ストーリー構成のモチーフとしては
『うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー』と同じく、
現実と非現実の認識論・存在論的な再検討を試みたものとなっている。

 

こうした問題が発生した原因として、
様々な制約から当初の準備稿への変更が重ねられ、
結果としてストーリーが分かりづらいものになったのではないかという見方もある

 

あらすじ

あたる達は面堂家に伝わる「鬼姫伝説」をヒントに映画を作っていた。

 

あたるが面堂家の庭に立つ樹齢300年の老木「太郎桜」を老朽化と撮影のために
切り倒した事により、友引町には天変地異が降り注ぐ。

 

太郎桜のあった場所は盛り上がり、
山となって頂上に水が入り込み、湖と化した。

 

ラムは体調を崩し超能力を徐々に失い、
面堂やしのぶ、メガネ達はラムの存在を忘れかけてしまう。

 

そして、ラムの写っていた筈の写真からまでも、ラムが消えていた。

 

 

面堂が原因を探るため、祖父から『鬼姫伝説』の詳細を改めて聞き出し、
あたるやメガネと共に太郎桜のあった山へと向かう。

 

頂上の湖の底深くには、白骨化した鬼姫の遺体が沈んでいた。

 

ある日遂にラムは角(超能力)を失い、
やがて謎の道化師について行って失踪してしまう。

 

ラムがたどり着いた先は、太郎桜のあったあの山であった。

 

夢と現実が入り混じった友引町に翻弄される面堂達は、
この世界を破壊する事によって元の世界に帰れると思い立ち、
水乃小路家を巻き込んで無為な内戦を始める。

 

それを尻目に、あたるはただひたすら町中を走り始めた。

 

ラムは太郎桜の木の上に佇む「町(友引町)の記憶」と主張する、
巨大な胎児のような者に連れて来られていた。

 

その者は、ラムに「思い出だけでも生きて行ける」と告げた。

 

内戦は終わり、夜は明けた。
走り続けたあたるは遂に倒れる。
「元の世界へ帰りたい」疲れ果てたしのぶ達が願ったその時、
凍り付いた夢は崩れて行った。

 

そして目の前には、ラムの姿があった。

 

 

うる星やつら 完結篇

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概要

劇場版『うる星』シリーズでは唯一の原作付き作品で、
最終章「ボーイミーツガール」をほぼ忠実にアニメ映画化している。

 

本作はテレビシリーズでグロス請けをしていたマジックバスが制作している。
そのため歴代のシリーズと絵柄が様変わりした。

 

 

なお、この作品はファンの署名活動などにより製作・劇場公開に至ったが、
プロデューサーの落合茂一と東宝の話し合いでは、
東宝より「完結編」という文字を入れるという条件を提示され、
それを承諾することで製作が決定している。

 

同時上映は『めぞん一刻完結篇』。

 

 

あらすじ

ある日、ラムは黒い服を着た老人に「お前を嫁にする」と言われる悪夢にうなされる。

 

サクラの占い水晶玉もラムが闇に捕らわれ、
地球も闇に包まれるという不吉な映像を映し出していた。

 

一方ラムの故郷で、コールドスリープで何十年も放置されていた祖父が見つかり、
『闇の世界』(ちなみに彼らの言うこちら側の宇宙は『光の世界』という設定)に住む
ウパという者と「将来女の子が生まれた場合、
必ず嫁に貰う」という約束をしていた事が発覚。

 

後日、友引高校にウパの孫、
ルパという白髪で色黒い肌の青年が空飛ぶ黒ブタに乗って現れ、
ラムの超能力を封じ、ルパが住む闇の世界へとさらって行ってしまう。

 

あたるや弁天達はラムを救いに闇の世界へ向かい、
ラムとルパの挙式を阻止するために、
闇の世界の少女カルラと共に妨害に入った。

 

カルラはルパの幼馴染でルパに思いを寄せていたが、
ルパはカルラのかねてからの強引なアプローチに辟易していたのだった。

 

しかし、ラムとあたるはルパ達の工作と互いの勘違いにより仲違いしてしまう。

 

あたるに愛想を尽かしたラムは闇の世界に残り、
あたるはさっさと地球に帰って来た。

 

ところがランが闇の世界から持って来たキノコを食べようと、
その日の諸星家の夕食の鍋に入れたとたん、
巨大化して街中に大繁殖、
地球を埋め尽くしてしまう勢いで増え続けた。

 

 

ラムは地球のキノコ駆除と引き換えに、
あたると再び「鬼ごっこ」をする事に。

 

あたるがラムの角を掴むか、
或いはラムに一言「好きだ」と言えば決着が付き、
期限までにあたるが遂行出来なければ、
地球の住人はラムとその一行の記憶を全て失ってしまうのである。

 

だが、あたるは頑なにその一言を言おうとせず、
ただひたすらラムの角を巡り追い続ける。

 

空を飛べるラムに対し、
地球人のあたるは劣勢の立場。

 

そんな中、弁天がうっかり記憶喪失装置のスイッチを押してしまう。

 

のらりくらりと空を飛ぶ「ふざけた顔」の記憶喪失装置を止めるため、
面堂達は奮起するが、まるで歯が立たずじまい。

 

そして、ついに全ての記憶を失う最終日の夕暮れにあたるは倒れた。

 

あたるは、ずっと手に握り締めていたラムの抜けた角をこぼした。

 

それを見たラムは「好きだ」の言葉無しで、あたるの愛を心で感じた。

 

二人は抱き合い、ラムはあたるに角を握らせ、
記憶喪失装置はようやく止まった。

 

ルパとカルラも和解し、
巨大キノコは無事地球上から駆除された。

 

こうして、第一話から続いた「鬼ごっこ」に終止符は打たれる。

 

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うる星やつら いつだってマイ・ダーリン

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概要

監督山田勝久

 

上映時間77分
『うる星やつらいつだってマイ・ダーリン』(うるせい−)は、
高橋留美子原作の漫画『うる星やつら』の劇場版オリジナル長編アニメーション。

 

『うる星やつら』10周年記念として制作されたオリジナル作品である。
1991年11月2日公開。

 

 

あらすじ

いつもの様に、ガールハントに精を出していたあたる。

 

そこへルピカという宇宙人の美少女が現れた。
ルピカはあたるを誘い、
あたるは案の定付いて行ってしまう。

 

 

ルピカは幼馴染のリオという豆腐屋の少年に好意を抱いていた。

 

リオは、裕福な家庭のルピカと自分とでは身分不相応と思っており、
ルピカに近寄らない。

 

業を煮やしたルピカは、神殿星にある「究極の惚れ薬」を求め、
リオに飲ませようとしていた。

 

だがこの薬は「宇宙一の煩悩の持ち主」でないと
利用出来ないという代物で、ルピカがあたるを連れて来たのは、
この「宇宙一の煩悩の持ち主」である、

 

あたるを利用するためであった。
この惚れ薬の事を知ったあたるは、
自身のハーレムを作るために利用しようと密かに企んでいた。

 

 

一方ラムは、ルピカに連れ去られたあたるを取り返しに、
弁天達と共に宇宙へと向かうのであった。

 

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Urusei Yatsura -alien

うる星やつら・劇場版